新東京サーキット レーシングカート スポーツ走行
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2021年7月17日、前回の走行から半年以上のブランクを経ての新東京サーキット(NTC)でのレーシングカートのスポーツ走行をしてきました。

気象庁が前日に梅雨明け宣言をしたこともあって朝から日差しが強く入道雲がモクモクと沸き起こっていました。

出発!

息子の走行時間はお昼休み枠の12時から13時30分までの1時間30分間ですので、自宅の出発時間を少し遅めの8時30分過ぎとしたのですが、すでに東関道や京葉道は渋滞をしていて「もう少し早く家を出ればよかったかな」と思いつつ出発をしました。

予想通り渋滞にハマりながら市原ICで高速を降りて普段立ち寄っているコンビニで昼食を購入して再度クルマを走らせると程なくして新東京サーキットに到着します。

新人さんDay

この日は「新人さんDay」というイベントがあり、初心者などを対象として午前中=スポーツ走行、午後=ローリングスタートや模擬レースといった楽しく、そしてレースにも参加をしてみようかな、と思ってもらえる方々を対象としたイベントをやっていました。

このイベントには普段ハーバーサーキット千葉/木更津で一緒に走っているジュニアのお友達なども参加をしているため、息子が走行するお昼枠とは異なる時間とはいえ、知っているお友達が複数いるというのは心強くもあり、楽しくもあります。

受付&走行料金の支払い

到着してクルマを降りて管理棟に行き、走行の受付と料金を支払います。今回は計測機も借りてタイムなどを分析しようと考えました。(お昼枠の走行料金=1,800円、計測器=1,000円)

管理棟には食堂・喫茶スペースもあり、そこで子供たちがワイワイしている声が聞こえたと思ったら「◯◯〜!!」と息子の名前を呼ぶ声が聞こえました。ワイワイ騒いでいたのはお友達のジュニアの集団でした。

受付を済ませると食堂に行き、ジュニアのお友達とコース図を見ながら攻略ポイントなどを話し合っていましたが、それよりも普段と異なる場所でまたみんなと一緒に居られるということだけでも親も子も嬉しかったのです笑。

ピットへ

その後管理棟を出てピットレーンの方へ向かいます。このサーキットでレーシングカートのスポーツ走行をするときには「レーシングスクエア・GEN」というショップにお世話になっているので、GENさんのスペースを構える少し奥の方に行きました。

まだ担当の方が居なかったので、隣で姉妹店?のテコルサというショップの方がレンタル申し込みなどの手配をしてくれました。申込書は基本的に息子が自分で記入をし、レンタル料金も支払いました(レーシングカートのレンタル料金=お昼枠で6,600円)

マシン

これまでと同様にCRGのカデットフレームにYAMAHAのKT100のエンジンを搭載したJAF28号車のゼッケンを着用したマシンです。テコルサのメカニックの方がエンジンをかけて慣らしをしてくれていました。

久しぶりの新東京サーキット。ピット前をマシンが通過するときには会話ができないほどの2ストロークエンジン音、オイル混合ガソリンの匂い、目の前を通り過ぎるマシンの速度。まだ経験が少ないことだけではなく、ここに来るとレーシングカートはやはり「ガチ」な感じがします。

マシンセッティング

しばらくすると今回もお世話になるレーシングスクエアGENのメカニックの方がいらっしゃいました。この方、私個人的には大ファンで、カートの走行テクニックはもちろんのこと、安全への配慮、ルールやマナー、そして息子が人として成長するにあたって大切なことなどを教えてくれる、尊敬できる方です。

まずはカートスタンドの上にあるマシンに息子を乗せてペダル位置などの調整をしてくれました。アクセルペダル、ブレーキペダルの位置、シートのホールド性など、丁寧にチェックしてセッティングしてくれました。チェーンへの注油、タイヤのエア調整、再度エンジンをかけてブリッピングなど。

その後カートスタンドからマシンを下ろすときにも息子と一緒に二人でおろし、単にカート走行をするだけではなくそういった経験や体験もしてカートの世界を深められるということを自然としてくれるのがこのメカニックの方の魅力の一つです。

この日の顧客は私たちだけだったということもあり、いろいろな話をして下さいました。4輪で富士スピードウエイや鈴鹿サーキットを走行した時の話、昨今のトレンドであるレースシミュレータのメリット・デメリット、これまでお世話をしてきたジュニアカーターの話など。モータースポーツに関する豊富な知識と経験は聞き手を納得させ、信頼できるものです。

そろそろ走行開始の12時が近づいてきました。息子はレーシングスーツ・ヘルメット・ネックガード・ボディプロテクター・シューズ・グローブなどの装備品を装着し、準備をしました。

走行開始!

時間になるといよいよ走行です。マシンに乗車をしエンジンスターターボタンを押してエンジンを始動させました。他のマシンも一緒に走行するのですが息子は一番最初にピットを出発しました。「気をつけて、楽しんできてね」と声をかけると、右手を上げて応えてくれました。

カートの世界ではヘルメットを装着しているため声でのコミュニケーションはできにくいですし、当然ウインカーやミラーなどはなく、多くの意思表示などはハンドサイン(手を挙げて)で行います。

ピットからコースに入るときや、コースからピットに戻るときは後続車に知らせるためにハンドサインを行い、走行中に後続車に追い抜かせるときにも行かせる方向に指を刺してハンドサイン。追い抜いたマシンもありがとうの意味でハンドサイン。

息子もピットレーンからコースインするときにハンドサインを行ってコースへ飛び出していきました。前回走行から半年以上経過をしていたということもあり、アウトラップ(ピットを出て初めの周回)はタイヤやエンジンの感触を確かめながら慎重に走行しているように見えました。

初回セッションのタイムは

気温が高く、暑かったものの天気は快晴でとても気持ちよさそうです。周回を重ねるごとにタイムがアップをしていきますが、ここまで気温が高いとエンジンにはあまり良くないのかもしれません、前回は53秒台だったにもかかわらず今回は55秒台が中心のラップタイムでした。

約15分間の走行をしたところでGENのメカニックの方がピットインするように指示を出したところ息子もハンドサインで応えていました。

ピットに戻ってくるとマシンを降りる間も無くジュニアのお友達が息子を取り囲んでステアリングに取り付けられているデータロガーに注目していました。(もっとも、計測器を借りていたのでコース脇の大きな電光掲示板のタイムは表示されているのですが)

ジュニアのお友達の一人で、すでにマイカートを購入して毎週のように走っているというお友達がスマホでリアルタイムにタイムを表示できるアプリを紹介してくれました。今のタイム計測ってすごいなぁ、と感心させられました。

具体的なアドバイス

その後椅子に座って水分補給などをしていましたが、その時にメカニックの方が近寄ってきてくれて走行中に気付いたアドバイスをしてくれました。

いくつかありましたが、「タイヤが一番グリップする状態とは、若干タイヤが滑り始めている状態であり、完全にグリップしている状態ではない。そのタイヤが少し滑り始めている状態でコーナーを旋回するようになるとタイムアップできる」ということ、「その理論でいくと4コーナーはアクセルを全開で曲がりきれる。ステアリングは大きめに切ってタイヤをスライドさせる。定石通りの走行ではステアリングはできるだけ切らずにコーナー立ち上がりでアクセルコントロールをしながらマシンをストレートに向けて行くけど、そうじゃない走りが早い時もある」ということ、「モナココーナーでは今のラインよりも少し外側からアクセル全Offして軽くブレーキを残しながらクリップに付いて大きな円で曲がる方が良い」「6コーナーは立ち上がりで外側の縁石に乗るとタイムロスするので膨らまないように注意すること」「1コーナーのラインが少し鋭角になっているので、ストレート後半で早めにアクセルオフをし、侵入でアクセルを入れて綺麗な円を描いて行くのが良い」と、超各論で具体的なアドバイスをしてくれました。

2回目のセッション

息子は約15分休憩をした後、そのアドバイスを踏まえてまたコースへ飛び出していきました。メカニックの方も「アウトラップでコースインした直後でも最初のセッションのアウトラップでまるで違うね!」と褒めてくれました。

それとありがたいことに前回も言ってくださったのですが、「息子とは話が通じる感じがする。理解力があるんでしょうね」とも言ってくださいました。今まで何人ものジュニアを指導してきたという事もあって、若手の育成の指導力は高く、独特のボキャブラリで子供たちをときには笑わせながらアドバイスをしてきたんだろうなというのは想像に難くありません。きっと子供のことも好きなんでしょう。

コース後半も「おぉ!いいねー。さっきと全然違う!」とおっしゃってくれました。その言葉が裏付けられるようにタイムの計測結果も54秒台に入り、さらに周回を重ねると53秒台に。最終的にはこのセッションでベストタイム=52.456秒、最高時速73.845km/hという結果でした。

再び15分ほどしてピットインの合図が入り戻ってきました。やはりこの暑さは息子にとってもマシンにとっても過酷な条件だったのでしょう。椅子に座ると少し疲れているように見えました。息子曰く、「いつも走っているレンタルカートとはスピードレンジも振動もパワーも桁違い!」おまけにこの酷暑。それは疲れます。

朝コンビニで購入してきたおにぎりを頬張り、水分を補給して休憩をしていました。その時もメカニックの方がアドバイスしてくれましたが「楽しい・走りたい・時間があるのにもったいない・お友達が走っているから、などの事情で頑張って走行するのは全くナンセンス。ちゃんと休憩がしっかりと取れて集中力が回復した状態で走行した方がスキルは確実にアップする。自身の身体の疲労を客観的に見ることができると慌てたり無理をしないからミスや事故の回避にもつながる」と。「だからしっかりと休んで自分のペースで次走っていいからね」と言ってくれました。

3回目のセッション

息子はちゃんとそれを理解して今回のインターバルの時間を長めに取ってから3セッション目の走行に向かいました。時間的には今回の3セッション目で今日の走行は終了です。やはり暑さと疲れが残っていたのかもしれません。2セッション目の自己ベストタイムを更新することは出来ませんでしたが、終了時間の少し前に自主的にピットインしてきました。その判断についてもメカニックの方は「自分でちゃんと終了の判断をしたのはとても大切なこと」と言ってくださいました。

今日の走行はこれにて終了です。

装備品を外して身支度をし、ショップ関係者やお友達にご挨拶をして帰宅の途につきました。もちろん、息子は助手席でいびきをかきながら爆睡をしていました笑