【レース】ハーバー木更津 Golden Kart Trophy 2021ジュニアスプリント Rd5&Rd6

6月20日、ハーバーサーキット木更津でGolden Kart Trophy Kisarazu 2021ジュニアスプリント Rd5とRd6が開催されました。

天候も味方に!?

梅雨時期真っ盛りが故、当日の天気予報は雨の予報。前日土曜日はライバルのジュニア達はウエットの路面の練習のために前日入りが如く練習走行をしていましたが、私たち家族は他の予定があったため練習走行はせずに当日ぶっつけ本番で臨むこととしました。

しかし、当日の朝になってから天気予報が雨が上がって曇りになる予報と変更!練習不足や経験が少ないウエットコンディションを少しでも回避することができました。

出発!

サーキットのゲートオープンは9時30分、受付時間は9時45分でしたが途中(東京湾アクアライン海ほたるサービスエリア)で休憩をするため、少し早めの7時30分に自宅の千葉浦安を出発しました。

おかげで大きな渋滞もなく湾岸自動車道からアクアラインに入り、予定通り海ほたるで途中休憩。朝早い時間にもかかわらず駐車場はそれなるに数多くの車両で埋めつくされていました。

15分ほど休憩をしてから再びクルマを走らせ、アクアラインの本線に合流をしました。それまではトンネル内を走行をしていたものの、海ほたるを過ぎると橋梁の上を走行することになります。東京湾の海上を走行するため、けっこう横風が強くステアリングをしっかりと保持しないとクルマがふらつきそうでした。

クルマの中での息子と会話では「今日は父の日。優勝をしてお父さんに最高のプレゼントをくれたら嬉しいな」と話していたものの、あまりプレッシャーには感じて欲しくない気持ちも一方であるため「まぁ、怪我なくカートに乗れることを楽しんでくれたらいいよ」ということも伝えました。

イオンモール木更津

そのまま館山道に入り木更津南ジャンクションから程ない木更津南終点まで行き、そこから右折して間もなく一つ目の信号を左折するとイオンモール木更津が現れます。

サーキットはこのモールの広大な敷地の駐車場の一角に開設されているのです。

作戦!

前回に別のサーキットで行ったレースの反省(予選タイムアタックで前方のカートに引っかかってしまうとクリアラップが取れなくなってしまい、決勝の組分けやスタート時のグリッドが後方になってしまった)を活かすために作戦を考えました。

それは状況(予選タイムアタック時にピット後方からスタートするような状況)により前方を走行する車両の距離を開けるため、ピットを出るタイミングを少し遅らせると良いのではないかという作戦です。

ただしこれはレース遅延行為にもなりかねない為、レース前のドライバーズミーティング(ドラミ)で競技長へ質問をしてしっかりと確認をしておくように息子に指示をしました。

朝食

イオンモール木更津 モールに到着しました。朝食は摂ってこなかった為、朝8時から開店しているイオンの食品売り場の方へクルマを移動させ朝食を購入しました。

息子は食べ盛り&育ち盛り!この時間から2種類の焼肉が入っているガッツリ系の弁当を選んでいました笑。

再びクルマをサーキットの近くの方へ移動をして車内で朝食を食べました。

まだ前日から降っていた小雨程度の雨が残っていましたが、すでに近くの駐車場には何人かの参加者のジュニア達は到着をしており、クルマを降りて集まってはしゃいだりしていました。

ゲートオープン

ゲートオープンの時間になったので朝食を済ませてクルマを降り、まずは荷物を置けるテーブルを確保します。しかし見慣れない番号が書かれたテープが椅子に貼ってありました。

今回はエントリーの台数が17台ということもあり、場所の確保は抽選で行うということになっていました。

受付と計量

さて受付をしに行きます。受付と同時にウエイトハンディ制の為の体重の計測もある為、ヘルメットやレーシングスーツなどの装備品を持って軽量に望みます。

前回のレースで計量をしたときは装備品込みで43.7Kg。43.8Kg以上あるとウエイトなしですがギリギリ100g足りなく!?て2.5Kgのウエイトを積んで走りました・・・

今回はどうでしょう?ドキドキで計量しましたが結果は44.4Kg!

朝食に食べた焼肉弁当が功を奏したのか?大きく上回っていましたので今回は初めてのウエイトハンディなしとなりました。

小さい子などは2.5Kg×5枚=12.5Kgのウエイトを積んで走るジュニアもいますので重さでのイコールコンディションの目的とはいえ、このウエイト積載は結構大きなファクターになります。

コースの下見

さて計量も終わり座席や予選タイムアタックの組み分け、予選で走るマシンの号車番号の抽選などが終わり、一度息子を連れてコース脇から路面状況を確認しに行きました。

まだコースコンディションは数カ所に水たまりもあるセミウエットの状態。特に最終コーナーはスピードが乗っている状態でステアリング操作となりますが、ちょうどクリッピングポイントあるあたりで水たまりがあり「ここ注意をして走ろうね」という確認もしました。

ドライバーズミーティング

ある程度の準備をした上で今度はドライバーズミーティングです。

本日のスタッフの紹介があり、競技長からは前々回の千葉でのレースの時と同様に「ピットアウト時のホワイトラインカット」のペナルティを厳しく取ります。ということなどが通達されました。

また毎度のことですが各種フラッグ(旗)の説明がありますが、特にブルーフラッグに対する注意を重点的に説明していました。

天候が回復し気温や路面温度が上がってくるとドライになってくるとは思われますが、スピンが多発するかもしれない為、周回遅れなどが発生しやすくなりブルーフラッグが降られる可能性もいつも以上にあるかもしれないということからの説明でした。

作戦!?

最後にクルマの中で話した作戦がレギュレーション違反に該当するかの確認をするために息子が競技長に質問をしました。

結果的にはピットで故意に出走を遅らせることはNGとなるため、コースに出てからスピードを緩めて前車との間隔を開けるように、と言われました。

こういうことをしっかりと事前に理解をしておかないとペナルティを受けてせっかくのタイムや順位が変動してしまうこともあるため、確認をしておいてよかったです。

予選開始

まずはRd5です(毎度同じ日に2レース分開催されます)。

程なくして予選Aグループは準備をしてください。というアナウンスがありました。

息子はBグループでしたので、少し時間的余裕はあります。

そして何よりも有利なのはこのような路面のコンディションが刻一刻と良い方向に変わっていくような場合は、後から走った方がドライコンディションに近くためタイムは出やすいというのが一般論です。

今回はこの問題が大きく有利不利に働いてしまう可能性もあるため、競技長から「あまりにも予選AグループとBグループのタイム差が大きい場合などは純粋なタイム順で決勝のグループ分けやスターティンググリッドを決めずに、各予選グループの順位の上位者から決めることもあり得る」という通達がありました。

予選Aグループが終わり息子が走るBグループの順番になりました。

ハラハラ!

やはりセミウエットのコンディションでしたのでAグループでもBグループでもスピンをするマシンが続出。息子はスピンはしなかったものの滑りやすい路面でなかなかタイムが伸びていきません。

コース上にある電光掲示板では上位5台までのベストラップがリアルタイムで表示されるのですが8台のグループ分けであるため、下位3台のタイムは表示されません。

息子は初め3番手ぐらいに表示されたものの、じきに他のジュニアに抜かれて表示されない(つまり下位3位のどこか)状態になってしまいました。

最終予選順位は!?

しかし残り2分ぐらいで自己ベストタイムを更新しはじめて最終的にはBグループトップタイムから遅れること0.09秒差の2番手、全体でも3番手のタイムとなりました。

これで決勝スプリントレースのAグループに出ることは「予選のタイム順」でも「各Gの順位の上位4名ずつ」でもどちらの選出でも確定となり一安心をしました。

ちなみに決勝のグループ選出方法は「予選のタイム順」になりました(結局予選AグループもBグループもさほどタイム差は開かなかったため)。

決勝スプリントレースは、予選タイムの下位4台(予選14位から17位)が「Cグループ」、その次(予選9位から13位まで)が「Bグループ」、予選タイム上位8台(予選1位から8位)が「Aグループ」となります。

決勝スプリントレースは「Cグループ」→「Bグループ」→「Aグループ」の順番で行われますので、息子の順番はしばらく後になります。

私はイオンモールの方まで行きトイレを済ませたり、妻はスタバでコーヒーを購入したりして決勝レースに備えました。

決戦!

「Bグループ」が終わりいよいよ「Aグループ」の順番がまわってきました。

その頃は天候もすっかりと回復をして晴れ間も覗き気温も上昇していました。路面はほぼドライコンディション。滑りやすさは解消していつものタイヤグリップに期待できます。

決勝で使用するマシンも抽選となりますが予選と同様の22号車。各マシンで微妙なクセが違ったりするものですが予選と同じマシンということは予選との個体差を機にする必要がない為ある意味良かったです。

さて、ピットで8台のマシンにそれぞれ乗り込んでまずは1周のフォーメーションラップを終え、スターティンググリッドに付きます。

息子は先述の通り予選3番手でしたので3番グリッド。1コーナーに向けてイン側の位置となる為、まずまずのポジションです。

スタート!

スターティンググリッドでは選手紹介が行われてその後シグナルがレッドからグリーンに変わりスタートです!

スタート直後は順番通りの3番手をキープしていましたが奥の方のS字コーナーから通称「ヤシの木コーナー」付近でPP(ポールポジション)のジュニアが順位を落とし、息子は2位に浮上。

1位のジュニアに食らいついていきます。その1位を走っているジュニアは以前に日本代表選手として世界大会にまで出場をしたことのある実力の持ち主。

走行テクニックの「引き出しの多さ」は軍を抜いています。後ろがどんな距離まで迫っていてどのレーサーか、そしてどのコースラインを通っているかなどを時より後ろを振り返りながらチェックをしています。

息子は何度かオーバーテイクを仕掛けようと揺さぶりをかけましたが絶妙なブロックラインを走行している為なかなかオーバーテイクをさせてくれません。

ファイナルラップ

結局12周の周回が終わりチェッカーが振られても追い抜くことはできませんでした。7分ちょっとの走行時間で差は0.281秒。あと少しでした。

しかし、前回のレースで初の表彰台(3位)に立つことができた息子でしたが今回はひとつ順位を上げて準優勝!

もちろん優勝目指していましたが結果としては満足できるものとなりましたのでピットから戻ってきた息子とハイタッチをして称賛しました。

周りもおめでとうと声をかけてくれる人もいてちょっぴり誇らしかったです。

Rd6

続いて休む間もなくRd6の開始です。

こちらは予選Aグループで3番手、全体のタイム順で5番手でRd5よりはポジションは下がりましたが無事決勝スプリントレースAグループに進出できました。

決勝レースの結果としては途中で4番手まで順位を上げたものの、さらにオーバーテイクを許しそのままチェッカー。結果は5位となりました。

次回に向けて

また2週間後、今度は東京あきる野市のユーカートサーキットにてレースが開催されます。マシンのセッティングが変わったようなので翌週の週末は一度練習走行に行って調整をしようかと考えます。

アクアラインや館山道の激しい渋滞を回避すべく早めに帰路につき、その日の夜は自宅焼肉で祝杯をあげました笑。

【レース】UKC-CUP 2021 series Rd1・Rd2

6月6日(日)、ユーカートサーキット東京あきる野にてUKC-CUP 2021 series Rd1・Rd2が開催されました。※私自身は先日まで入院をしていたこともあり、今回は大事をとって自宅から息子の力走を応援することになりました。

初めてづくしの・・・

このコースは2021年4月にオープンしたばかり。このコースでは初めてのレースとなります。しかもこれまでまともに(スピードリミッターなし)で走行したことはたったの2回(セッション2回分)だけ!

「さすがにもうちょっと練習しとかないと・・・」ということで、前日の5日(土)にも3本(セッション3回分)だけ練習のために走行をしたのですが、その経験不足に加えて土曜日は路面がドライコンディションだったことに対し、レース当日の日曜日は天気予報が雨ということで初のウエットコンディションを覚悟して臨むことになりました。

用意周到・・・か!?

レースでのウエットコンディションは初めての経験ということもあり、前日自宅での装備品の準備の段階でもレーシングスーツの上にレインスーツを着て、さらにボディプロテクターを装着してみるなど走行時に身体が動かしやすいか?のシミュレーションも行って準備をしました。

やはり小学生6年生の身体の成長は著しいもので購入してから半年ほどしか経っていないレインスーツを着用したら結構ギリギリのサイズになっていました。レーシングスーツも同様、特に脚の長さが足りなくなってきているという状況です汗。

特に視界確保は重要!

また雨天の走行時には通常よりも明るさが足りずに暗い可能性があることや、湿気による曇りが生じる可能性もあるため、ヘルメットのバイザーは「クリアタイプ」(逆に明るい時には防眩効果のある「スモークタイプ」に取り替えます)をチョイスし、さらに表面と裏面両方に市販の曇り止め剤をしっかりと塗布して備えました。

レインスーツを着用してもレーシングスーツや下着類まで濡れてしまう可能性も見込まれるため、靴下やシャツ・パンツまでも替えのものまで準備をしましたので、通常の装備品の荷物よりもだいぶ多めとなってしまいました。

ゆとりあるスケジュール

普段レースに参戦をしているハーバーサーキット千葉・木更津の両サーキットでは受付時間が午前中の早い時間となっていますが、ここユーカートサーキットのUKC-CUPでは13時集合となっていますので、レース当日の朝は比較的ゆっくりと起床して朝食などを取ることができました。

朝食時の会話では路面コンディションがウエットでタイヤがグリップしない可能性も高いから、コントロールライン通過後の長い下りでスピードが乗ったところでRのきつい左コーナーをいかにスピードを落とさず、スピンをすることなくクリアするかがポイントになるだろうといった会話をしました。

期待を込めての見送り

「頑張ってねー!」と息子とハイタッチを行い、玄関で見送りをしました。あとは妻からの電話などを介したレポートを待つのみです。

ユーカートサーキットのコースでは初めてのレース、また初のレインコンディションということで私もちょっとソワソワしていました笑。都内や中央道の渋滞もなく順調に移動できたようで13時からの受付に十分間に合う12時前にはサーキットに到着をしたと連絡が入りました。

受付と注意事項説明

さてレース受付に際し、ウエイトハンディ制や決勝進出の取り決め(通常は予選タイムアタックのタイム順で決勝進出のグリッドや組分けを決めますが、路面コンディションなどからイコールコンディションが保てない場合などは競技長の判断で決勝の組分けを変更することがあるということ)の説明もあったとのことです。

今回のレースへのエントリーをしたジュニアの人数はこれまで出場をしてきたレースの中でも最多の合計19人!普段ハーバーサーキット千葉・木更津の所属で一緒に走っているお友達のジュニア約半数、地元ユーカートサーキット所属のジュニアも加わりなかなかの規模になっていました。

計量

受付を終えたらウエイトハンディ制のチェックのための計測があります。これは体重の差が大きいジュニアでは軽いレーサーほどマシンの加速や減速、コーナースピードに有利に働くため、1枚2.5Kgのウエイトをその体重のゾーン事に決められている枚数分だけマシンに積載をしてイコールコンディションに近づけるという規定になります。

小学6年生になる息子はちょうどウエイトハンディがあるかないかのギリギリの重さ(装備品をすべて含めて43.7Kgの場合ウエイト1枚=2.5Kg。43.8Kgだとウエイトなし。前回の千葉でのレースでは43.7Kg=ギリギリでウエイト1枚積載となった)になりますが、前日の自宅でのシミュレーションではレインスーツを着用して他の装備品もすべて加算した場合はウエイトなし(最も有利な状況)となりそうだね、という会話をしていました。

しかしコースに到着していざレインスーツを着ると「天候が回復してレインスーツを着る必要がなくなりそう」ということと「そもそもレインスーツを着用すると蒸し蒸しして暑さに耐えられなさそう」ということもあり、レーシングスーツのみで計測をすることにしました。

結果「43.8Kg」となり、ギリギリでウエイトなしで参戦できることになりました。最も有利と思われるウエイトハンディになりました!

予選組合せ抽選

続いて予選の組分けや使用するマシンの抽選です。今回は19人の参加となりましたので予選もA組からD組までの4組を編成します。

今回のように天候が回復する状況では予選の順番は、路面コンディションがウエットからドライに切り替わっていくので、より後ろになった方が有利です。

息子はB組(2番目の組)となりました。しかしそういったイコールコンディションの観点から今回は競技長より特別ルールとして「予選A組、B組は上位2名がA決勝進出」、「予選C組とD組は上位1名がA決勝進出」というような決勝進出方法が急遽採択されました。

したがってB予選5名中で2位に入れば優勝するチャンスのあるA決勝へ進出することができるわけです。ウエイトハンディもなく「今回は大きなチャンスだ!」と思いました。

しかし・・・なぜか一人再計量!?

自宅で応援をしている私に対して、こういったレポートを何度か妻が電話をかけてくれて説明をしてくれます。A予選が終わりいよいよ息子の番です!しかしそこで妻から「あれ?一度ピットでマシンに乗車したけど降りて別のところへ誘導されているようだ!」という話がありました。

あとで分かったことですがもう一度計測をさせられたそうです。理由は「レースへの参加申込書に参考ウエイトとして43.7Kgと記入があったが、今日測ったら43.8Kgあったのでもういちど計測をさせて欲しい」ということだったようです。

すると結果はなんと!「43.7Kg」となってしまい、2.5Kgのウエイト1枚を掲載しなければならなくなってしまったそうです。乗車直前に再軽量をしたのはうちの息子のみ。少しモヤモヤする計測でした。

無事A決勝進出!

さてRdの予選の方はというと、やはり路面のコンディションがタイムに大きく影響をしているようでA予選の上位タイムが30秒台、B予選の上位が29秒台後半、C予選の上位が29秒台中盤と予測通り後の組み分けの方がどんどんタイムが上がっていく結果となりました。

うちの息子はというとB予選で29秒7台でB予選の組分けの中ではトップでA決勝進出(決勝で上位6位以内確定)を決めました!続いてC予選→D予選と行い、次々とA決勝進出者が決まっていきました。参加人数が多く、まずはA決勝に残ることも簡単ではないと思っていたので安心をしました。

スターティンググリッド順

また今回の特別ルールで決勝出場の選出を行ったこともあり、スタートグリッドも予選のタイム順ではなく抽選となりました。息子はまずまずのフロントロー=2番グリッドとなりました。

決勝戦も4組に分けての開始ですが、下位のD決勝から開始をし、C決勝→B決勝→A決勝という順番で決勝レースが行われます。

いよいよ!

いよいよ息子が出るA決勝の順番となりました!

フォーメーションラップが終わり、スターティンググリッドにつきます。

シグナルがレッドからグリーンに変わりスタート!はじめは2番手のポジションをキープしていましたがしばらくすると後続車1台にオーバーテイクされ順位を一つ落としました。

しかしその後はさらなる後続車の追い上げがありつつも3位の位置を頑張ってキープし3位でチェッカーフラグを受けました!

初の表彰台!

A決勝初の表彰台です!周囲のジュニアやそのパパママたちも息子の初の表彰台を喜んでくれました。

まもなくして表彰式となります。レプリカの大きなトロフィーを授与されたり、MCの女性からのインタビューを受けたり、シャンパンファイト(中身は炭酸水でしたが)を行ったり、副賞のお菓子をもらったり。最後にはカートの形をしたトロフィーをもらいました。

Rd2予選

続いてすぐにRd2の予選が開始されます。

Rd2は天候や路面のコンディションが安定したためRD1と異なり予選順位の上位6名がA決勝進出、以降予選のタイム順でB決勝→C決勝→D決勝という進出方法となります。ですから予選ではベスト周回のタイムを出すことが必要です。

息子の予選の番が回ってきました。同じ組のジュニアのうち二人はハーバーサーキットで一緒に走っており、二人とも高いスキルを持っているジュニアでしたのでチャンスです!(早い人と一緒に走ると「引っ張ってくれる」ためタイムは伸びる傾向にあります)

しかし周回途中で前を走る別のジュニアに引っかかってしまい、追い越すこともできずになかなかクリアラップが取れません!!

予選5分間のうち残り1分少しでようやくオーバーテイクできてアタックしたものの結局タイムはあまり伸びませんでした。

A決勝進出ならず・・・

この時点ですでに他の組の予選タイム上位者を考慮するとA決勝進出は絶望的な状況となってしまいました。最終的には予選8番手となり、決勝はB決勝2番グリッド(フロントロー)からの出走となりました。

このように予選でトラフィックがありブレーキがかかるシーンでは一度前車との間隔を開けてからアタックするか、一気に前者をオーバーテイクするかの瞬時の判断がとても大切だということが今回は勉強になりました。

さてB決勝の順番となりました。

B決勝1番手のジュニアもハーバーサーキットで一緒に走っているお友達ですので、そのスキルは概ねわかっている相手です。

B決勝

フォーメーションラップを終えてスターティンググリッドにつき、シグナルがグリーンに変わりました。

スタート直後に3番グリッドのジュニアに抜かれて3番目のポジションでのレース展開となりました。

しかしまた途中でオーバーテイクに成功し、順位を一つ挙げて2番手のポジションに浮上。そのまま1位のジュニアに食らいつきながらもなかなか差を詰めることができずにチェッカー。B決勝2位(総合8位)という結果でした。

よくタイムを見てみると・・・

今回のレースではPP(ポールポジション)賞やFL(ファステストラップ)賞という表彰はなかったのですが、Rd2の決勝では息子のベストラップが全19台中で最も早く「FL賞があったらなぁ」と悔やみました笑。

とにかく初めてのサーキットでのレースで自宅に帰宅した頃には息子も妻も疲れてぐったり。しかし初の表彰台ということもあり、嬉しさも大きく笑顔での帰宅となりました。

次のレース

また2週間後にはハーバーサーキット木更津でレースがあります。今回の反省を活かして次のレースでも良い結果を残せるように頑張りたいです!

【レース】ハーバー千葉 Golden Kart Trophy 2021ジュニアスプリント Rd5&Rd6

先日、Golden Kart Trophy 2021ジュニアスプリント Rd5とRd6がハーバーサーキット千葉インドア店で開催されました。

久しぶりのサーキット

参戦したのは息子になりますが私自身がしばらく入院をしていた為、サーキットに行くのが久しぶりでとてもワクワクしていました。毎度レースの際は朝早い時間に集合となっているので早起きをして支度をしてサーキットのある千葉市内へ向いました。今回は退院して初めてのクルマでの移動となりましたので大事をとって妻に運転をお願いしました。

戻ってきたという実感

到着間際のコンビニで朝食や飲み物を購入するために駐車場にクルマを停めて私は助手席で休んでいたところ、レースに参加するジュニアのお友達がこちらに気づいて駆け寄ってきてくれました。しばらくするとそのジュニアの親御さんも来てくれて退院&復帰したことを喜んでくれたので大変嬉しかったです。

買い物を済ませて程なく進んだところにあるサーキットの駐車場に移動をしてコンビニで買った朝食を食べていたところ、続々と駐車場にジュニアのレーサーのお友達が到着してきました。普段仲良くさせてもらっているジュニアのパパさんも寄ってきてくれてしばしの間、久しぶりの会話を楽しみました。(もちろんマスクをしながらディスタンスをとって)

さて受付時間が迫ってきたのでクルマを降り会場へと移動をしました。本当にしばらくぶりでしたから「戻ってきたんだー」という実感が湧いてなんだかホッとした気持ちになりましたし、お友達のママさんからも「お帰りなさい!」と言ってくれてまたまた嬉しかったです。

マシンと組分けの抽選

「受付を済ませると今度はカートの号車のくじ引き抽選があります。レンタルカートのレースでは公平性をきたすため、練習走行と予選の組分け(A組とB組。場合によってはC組まで編成されます)や、乗車するマシンの「○号車」の指定はできずに抽選で決定されます。

これは致し方ないことですが1/1,000秒を争うレースでの「マシンの個体差」はどうしても発生してしまうため、この「クジ運」も勝負の世界のイチ要素となっています。

ドライバーズミーティング

同一の日程内でRd5とRd6の二戦が開催されるわけですが、まずはドライバーズミーティング(ドラミ)が行われました。

競技長から注意事項やマナーなどの説明があるのですが、今回は特にピットを出た後の「ホワイトラインカット」(安全のためにコースインした後にしばらくの距離は白線の外側を走らなければならない)に十分注意すること。違反があった場合にはペナルティも課す、ということでした。

練習走行

ドラミが終了しヘルメット・ネックガード・ボディプロテクター・レーシングスーツ・グローブ・シューズなどの装備品を整えていると程なくして5分間の練習走行が開始されました。

息子はB組でしたのでA組の後に出走となります。ここでもクジ運の話になりますが練習走行や予選も「後から(今回はB組)の方が有利」というセオリーがあります。

なぜならばマシンのタイヤが温まったりエンジンやオイルが適性温度に上昇したり、コース表面のレコードライン上にあるホコリやゴミなどが取り払われてキレイな状態になるなど、タイムが向上する為の要素がいくつもあるためです。

とはいうもののB組という有利を大きくは活かすことができず結局、練習走行では出走12台中6位の順番でした。

Rd5:予選タイムアタック

続いて5分間の予選タイムアタックの開始です。こちらも予選B組となりましたので有利な組み分けではありましたが、結果的には大きくタイムや順位を伸ばすことはできずベストタイムでトップから遅れること0.152秒差の5位で予選を終了となりました。

予選の上位6台がA決勝・下位6台がB決勝となりますので、まずは決勝で優勝することもできる「A決勝」に残れたので一安心といったところでしょうか。

Rd5:A決勝

はじめにB決勝を行った上でA決勝となります。息子は予選で5位でしたので5番グリッドからスタートとなります。

ピットでマシンに乗車をして「フォーメーションラップ(スターティンググリッドに着くためにコースを1周すること)」と行い、スターティンググリッドに並びました。

ここで放送で選手紹介があります。パパママやジュニアたちからの拍手があり、いよいよ決勝レースの開始です。シグナルがレッドからブルーに変わり一斉にマシンがスタートしました。

このコースではスタート直後に緩い右コーナーと、キツめの右コーナーがあり、この1コーナーと2コーナーが最もオーバーテイク(追い越し)ポイントとなります。

スタート後の2コーナーで順位の入替があり一時4位くらいまで浮上をするものの周回を重ねるうちに何度か後続車両にオーバーテイクされてチェッカーの時には6位(A組の最下位)まで順位を落としてしまいました。

これまでのレースも踏まえて考えるとタイムを出すための走行ラインとバトル(オーバーテイク)する時のラインは異なる事がよくあります。

息子はまだレース経験が少ないこともあってか、よく後続車にコーナのインを突かれてオーバーテイクされることがあります。

今回もその限りではないものの、コーナー侵入でインを突かれて順位を下げたことは今後に向けての課題となりました。

難しい・・・

一部の有識者?からは「後続車は気にしないで、自分のベストタイムを出し続ければ結果良いタイム・順位となる」というアドバイスもあり、実際そうなのかもしれませんが結果となるとなかなかうまくいかないものです。これがレースの難しさなのでしょう。

Rd6:予選タイムアタック

さて結果に落ち込んでいる暇もないままにRd6の5分間の予選が開始されました。こちらも予選B組で出走となりましたが順位は5番手。しかしトップとのタイム差は0.071秒と前回よりは縮まりました。

決勝直前で競技長より前回のRd5の決勝での走行にマナー違反があったとのことで指摘が入りました。内容は前の車両へのプッシング(後ろか接触してしまうこと)と、エッジイン(コーナーで前車に十分な隙間がないのにインに割り込むこと)の二つでした。

決勝直前での指摘ということもあり、息子のメンタル面が気にかかりましたがそれほど気落ちはしていないようで安心をしました。

Rd6:A決勝

さて、Rd6最後のA決勝の開始です。フォーメーションラップと選手紹介が終わし、シグナルがレッドからグリーンに変わりました。

またまたスタート直後の2コーナーで接触や順位変動があり、息子もこれに便乗して一時3位まで順位を上げるものの、やはり「スキ」があるのか後続車から次々とオーバーテイクされて15周の集会が終わりチェッカーが振られる頃には6位(A決勝で最下位)となってしまいました。

やはり同じようなレースの構成で順位を下げてしまったため、次のレースに向けた対策が必要です。

表彰式

すべてのレースが終了すると表彰台付近で表彰式があります。

PP(ポールポジション)賞→FL(ファステストラップ)賞→B決勝(3位・2位・優勝)→A決勝(3位・2位・優勝)という順番での表彰です。

今回はいずれの賞も獲得できないばかりか、その後に行われるじゃんけん大会でも早々に負けてしまい、「坊主」でのレースとなりました。

前回の木更津でのレースでは初のFLやPPを獲得でき今回のレースに弾みをつけたかったところですが、なかなかうまくはいかないものです。

レンタルカートでのレースとはいえ、勝つことは難しいですし奥が深いということを実感させられました。

【初走行】ユーカートサーキット東京あきる野

初めて走るコース

先日、2021年4月にオープンしたばかりという「ユーカートサーキット東京あきる野」に行ってきました。

別のレポートでも言及しますがこの日の午前中はハーバーサーキット千葉インドア店でSWS公認のジュニアレースへ参戦をした後に「サーキットのハシゴ」をしてこちらに来てみました。目的は翌々週に行われるSWS公認レースへエントリーをするためにライセンス取得とコース理解のためです。

SWSポイント対象の公認レース開催コース

SWS公認レースでポイントをゲットし全国ランキングで20位以内となると10月31日にハーバーサーキット木更津店で開催される「SODI JAPAN CUP FESTIVAL 2021 ジュニア全国大会」への参加資格が与えられるため、より多くのレースに出場をして上位に入ってポイントを稼いでおく必要があります。

サーキットの場所は、中央自動車道八王子第2出口から少し走った東京サマーランドの入り口付近にできたレンタルカートのサーキットです。

マシンやタイム計測設備について

普段子供を連れて行っている「ハーバーサーキット千葉/木更津」と同じSodi製のLR5(←ジュニア用。大人用はRT8)というマシンを導入していたり、タイム計測システムも「ハーバータイミング」を採用しているのでこれまでと同じような手順で確認ができるなど勝手が分かっている安心感がありました。

スタッフのみなさんは営業を開始して間もないということもあってか、頑張って業務を遂行しているように見えました。

自然に恵まれた周辺の環境

中央道の八王子第2出口からは初めてということもあり、少し距離や時間がかかるなぁという印象でしたが自然豊かな周辺環境で当日は天候も良くドライブをするのがとても気持ちよかったです。カーナビで付近の住所番地で検索をしたら、近くまでは行けたものの別の場所を案内されてしまい、Uターンをしなくてはならなかったため初めて行く時には東京サマーランドを目的地にしておくとと良いでしょう(サマーランド入り口前の目立つところにあるので見過ごすことはないと思います)。

東京サマーランド前の交差点を左折してすぐ左手が駐車場、道路を挟んで右手がコースとなります。駐車場もそうですが特にコースは勾配がそれなりにありました。クルマを降りて東京サマーランド前の信号まで少し戻り、横断歩道を渡ってからコースに向かいます。Googleストリートビューで見てみましたが、もともとこのコースはサマーランドの駐車場だったスペースをサーキットに整備したようです。

バリアフリーではない・・・

オープンしたてということもあり、ゲストハウスや待機スペースは綺麗な設備でしたがゲストハウスは階段になっており、車いすを使用している私はバリアフリーになっておらず入ることはできませんでした。

料金や走行時間について

早速ライセンスを取得するために「スタートパック」(¥10,000)を購入しました。これは1年間のメンバーライセンスと4回分のスポーツ走行、フェイスマスクがセットになったパックです。

ハーバーサーキット系列と同様、ビデオでの講習を経て受付で走行セッションへのエントリーをします。ハーバーサーキットでは1セッションあたり6分間の走行時間ですがユーカートサーキットでは5分間の走行時間となっています。

段階的リミッター制御のグレード制

またこれもハーバーサーキット系列と異なりますが、最初のセッションは全員「Cグレード」から開始をしてマシンにはリミッターがかかりパワーやスピードが抑えられた状態での走行となります。

「Cグレード」では目標タイムとしてジュニアの場合は45秒台をクリアすることで次の「Bグレード」へステップアップすることが可能で、リミッターが少し抑えられている「Bグレード」の目標タイムは35秒台。これをクリアするとリミッターの制限がかからない「Aグレード」へステップアップとなります。

ちなみに「Aグレード」でのターゲットタイムは28秒台、このタイムを出せたら「レンタルカートをほぼ限界まで扱えるといっても過言ではないでしょう」と記載があります笑。

いよいよ走行開始!

エントリーをして間もなく子供のセッションの順番が回ってきました。ハーバーサーキットよりも各セッションが1分短いだけですが感覚的には随分と回転が早く感じます。

ヘルメット・グローブ・ネックガード・ボディプロテクター・シューズなどの装備品を装着してピットレーンに向かいます。

先述の通りコース全体に傾斜がついているため、ピットを出てコースインした後は下りストレートでスピードが乗るものの、下りきって左のヘアピンを過ぎて間も無くすると上り勾配区間に突入します。

上りながらのS字コーナーを経て最後のコントロールライン付近までは上り区間が続くため、いかに上り区間で失速しないように下り区間からのスピードをうまくつなげるべくラインどりやアクセルコントロールが重要となってくるようです。

とは言え、息子も1回目のセッションではかなりリミッターで制御されているためほとんどスピードが出ずに「トコトコ」走っているような感じでした笑。

まぁ、全ての利用者に安全に楽しんでもらうためのステップなので致し方なしといったところです。

勾配区間では失速してマシンが止まってしまうのではないかと思うほどでしたが、コースをゆっくり走って理解することはできたようです。

Bグレードへ

1回目のセッションが無事に終わり、目標タイムもクリアできましたので「Bグレード」にて再び受付で2回目のセッションのエントリーをしました。

やはり各セッションが5分間となっているためかすぐに次のセッションが回ってくるような気がしました。

順当にAグレードへ

続く2回目のセッションは先ほどよりもリミッターの制御が緩められているため、幾分スピードは出せるようになっていました。こちらも難なく目標タイムをクリアし無事に「Aグレード」で走行することができるようになりました。

この日の午前中のハーバーサーキット千葉インドア店で開催されたSWS公認のジュニアレースへ参加をしたジュニアのお友達一人も来ていましたので、色々とコースの解説やポイントを教えてもらいつつ、「Aグレード」で同じセッションで一緒に走行することになりました。

ベストタイムは・・・

すでに2回分のセッションを走行してしまいましたので「Aグレード」では2回しか走行できませんでしたが、その周回のうちのベストタイムは28.440秒でした。

4回のセッションが終了する頃には夕方の時間になっていましたので、追加で走行することはせずにそのまま帰宅としました。帰りの経路は中央道が渋滞をしていたため、圏央道→関越道→外環道で帰りました。今後このサーキットでのレース参戦なども増えてくると思いますので、要チェックです!