新東京サーキット レーシングカート スポーツ走行

2021年7月17日、前回の走行から半年以上のブランクを経ての新東京サーキット(NTC)でのレーシングカートのスポーツ走行をしてきました。

気象庁が前日に梅雨明け宣言をしたこともあって朝から日差しが強く入道雲がモクモクと沸き起こっていました。

出発!

息子の走行時間はお昼休み枠の12時から13時30分までの1時間30分間ですので、自宅の出発時間を少し遅めの8時30分過ぎとしたのですが、すでに東関道や京葉道は渋滞をしていて「もう少し早く家を出ればよかったかな」と思いつつ出発をしました。

予想通り渋滞にハマりながら市原ICで高速を降りて普段立ち寄っているコンビニで昼食を購入して再度クルマを走らせると程なくして新東京サーキットに到着します。

新人さんDay

この日は「新人さんDay」というイベントがあり、初心者などを対象として午前中=スポーツ走行、午後=ローリングスタートや模擬レースといった楽しく、そしてレースにも参加をしてみようかな、と思ってもらえる方々を対象としたイベントをやっていました。

このイベントには普段ハーバーサーキット千葉/木更津で一緒に走っているジュニアのお友達なども参加をしているため、息子が走行するお昼枠とは異なる時間とはいえ、知っているお友達が複数いるというのは心強くもあり、楽しくもあります。

受付&走行料金の支払い

到着してクルマを降りて管理棟に行き、走行の受付と料金を支払います。今回は計測機も借りてタイムなどを分析しようと考えました。(お昼枠の走行料金=1,800円、計測器=1,000円)

管理棟には食堂・喫茶スペースもあり、そこで子供たちがワイワイしている声が聞こえたと思ったら「◯◯〜!!」と息子の名前を呼ぶ声が聞こえました。ワイワイ騒いでいたのはお友達のジュニアの集団でした。

受付を済ませると食堂に行き、ジュニアのお友達とコース図を見ながら攻略ポイントなどを話し合っていましたが、それよりも普段と異なる場所でまたみんなと一緒に居られるということだけでも親も子も嬉しかったのです笑。

ピットへ

その後管理棟を出てピットレーンの方へ向かいます。このサーキットでレーシングカートのスポーツ走行をするときには「レーシングスクエア・GEN」というショップにお世話になっているので、GENさんのスペースを構える少し奥の方に行きました。

まだ担当の方が居なかったので、隣で姉妹店?のテコルサというショップの方がレンタル申し込みなどの手配をしてくれました。申込書は基本的に息子が自分で記入をし、レンタル料金も支払いました(レーシングカートのレンタル料金=お昼枠で6,600円)

マシン

これまでと同様にCRGのカデットフレームにYAMAHAのKT100のエンジンを搭載したJAF28号車のゼッケンを着用したマシンです。テコルサのメカニックの方がエンジンをかけて慣らしをしてくれていました。

久しぶりの新東京サーキット。ピット前をマシンが通過するときには会話ができないほどの2ストロークエンジン音、オイル混合ガソリンの匂い、目の前を通り過ぎるマシンの速度。まだ経験が少ないことだけではなく、ここに来るとレーシングカートはやはり「ガチ」な感じがします。

マシンセッティング

しばらくすると今回もお世話になるレーシングスクエアGENのメカニックの方がいらっしゃいました。この方、私個人的には大ファンで、カートの走行テクニックはもちろんのこと、安全への配慮、ルールやマナー、そして息子が人として成長するにあたって大切なことなどを教えてくれる、尊敬できる方です。

まずはカートスタンドの上にあるマシンに息子を乗せてペダル位置などの調整をしてくれました。アクセルペダル、ブレーキペダルの位置、シートのホールド性など、丁寧にチェックしてセッティングしてくれました。チェーンへの注油、タイヤのエア調整、再度エンジンをかけてブリッピングなど。

その後カートスタンドからマシンを下ろすときにも息子と一緒に二人でおろし、単にカート走行をするだけではなくそういった経験や体験もしてカートの世界を深められるということを自然としてくれるのがこのメカニックの方の魅力の一つです。

この日の顧客は私たちだけだったということもあり、いろいろな話をして下さいました。4輪で富士スピードウエイや鈴鹿サーキットを走行した時の話、昨今のトレンドであるレースシミュレータのメリット・デメリット、これまでお世話をしてきたジュニアカーターの話など。モータースポーツに関する豊富な知識と経験は聞き手を納得させ、信頼できるものです。

そろそろ走行開始の12時が近づいてきました。息子はレーシングスーツ・ヘルメット・ネックガード・ボディプロテクター・シューズ・グローブなどの装備品を装着し、準備をしました。

走行開始!

時間になるといよいよ走行です。マシンに乗車をしエンジンスターターボタンを押してエンジンを始動させました。他のマシンも一緒に走行するのですが息子は一番最初にピットを出発しました。「気をつけて、楽しんできてね」と声をかけると、右手を上げて応えてくれました。

カートの世界ではヘルメットを装着しているため声でのコミュニケーションはできにくいですし、当然ウインカーやミラーなどはなく、多くの意思表示などはハンドサイン(手を挙げて)で行います。

ピットからコースに入るときや、コースからピットに戻るときは後続車に知らせるためにハンドサインを行い、走行中に後続車に追い抜かせるときにも行かせる方向に指を刺してハンドサイン。追い抜いたマシンもありがとうの意味でハンドサイン。

息子もピットレーンからコースインするときにハンドサインを行ってコースへ飛び出していきました。前回走行から半年以上経過をしていたということもあり、アウトラップ(ピットを出て初めの周回)はタイヤやエンジンの感触を確かめながら慎重に走行しているように見えました。

初回セッションのタイムは

気温が高く、暑かったものの天気は快晴でとても気持ちよさそうです。周回を重ねるごとにタイムがアップをしていきますが、ここまで気温が高いとエンジンにはあまり良くないのかもしれません、前回は53秒台だったにもかかわらず今回は55秒台が中心のラップタイムでした。

約15分間の走行をしたところでGENのメカニックの方がピットインするように指示を出したところ息子もハンドサインで応えていました。

ピットに戻ってくるとマシンを降りる間も無くジュニアのお友達が息子を取り囲んでステアリングに取り付けられているデータロガーに注目していました。(もっとも、計測器を借りていたのでコース脇の大きな電光掲示板のタイムは表示されているのですが)

ジュニアのお友達の一人で、すでにマイカートを購入して毎週のように走っているというお友達がスマホでリアルタイムにタイムを表示できるアプリを紹介してくれました。今のタイム計測ってすごいなぁ、と感心させられました。

具体的なアドバイス

その後椅子に座って水分補給などをしていましたが、その時にメカニックの方が近寄ってきてくれて走行中に気付いたアドバイスをしてくれました。

いくつかありましたが、「タイヤが一番グリップする状態とは、若干タイヤが滑り始めている状態であり、完全にグリップしている状態ではない。そのタイヤが少し滑り始めている状態でコーナーを旋回するようになるとタイムアップできる」ということ、「その理論でいくと4コーナーはアクセルを全開で曲がりきれる。ステアリングは大きめに切ってタイヤをスライドさせる。定石通りの走行ではステアリングはできるだけ切らずにコーナー立ち上がりでアクセルコントロールをしながらマシンをストレートに向けて行くけど、そうじゃない走りが早い時もある」ということ、「モナココーナーでは今のラインよりも少し外側からアクセル全Offして軽くブレーキを残しながらクリップに付いて大きな円で曲がる方が良い」「6コーナーは立ち上がりで外側の縁石に乗るとタイムロスするので膨らまないように注意すること」「1コーナーのラインが少し鋭角になっているので、ストレート後半で早めにアクセルオフをし、侵入でアクセルを入れて綺麗な円を描いて行くのが良い」と、超各論で具体的なアドバイスをしてくれました。

2回目のセッション

息子は約15分休憩をした後、そのアドバイスを踏まえてまたコースへ飛び出していきました。メカニックの方も「アウトラップでコースインした直後でも最初のセッションのアウトラップでまるで違うね!」と褒めてくれました。

それとありがたいことに前回も言ってくださったのですが、「息子とは話が通じる感じがする。理解力があるんでしょうね」とも言ってくださいました。今まで何人ものジュニアを指導してきたという事もあって、若手の育成の指導力は高く、独特のボキャブラリで子供たちをときには笑わせながらアドバイスをしてきたんだろうなというのは想像に難くありません。きっと子供のことも好きなんでしょう。

コース後半も「おぉ!いいねー。さっきと全然違う!」とおっしゃってくれました。その言葉が裏付けられるようにタイムの計測結果も54秒台に入り、さらに周回を重ねると53秒台に。最終的にはこのセッションでベストタイム=52.456秒、最高時速73.845km/hという結果でした。

再び15分ほどしてピットインの合図が入り戻ってきました。やはりこの暑さは息子にとってもマシンにとっても過酷な条件だったのでしょう。椅子に座ると少し疲れているように見えました。息子曰く、「いつも走っているレンタルカートとはスピードレンジも振動もパワーも桁違い!」おまけにこの酷暑。それは疲れます。

朝コンビニで購入してきたおにぎりを頬張り、水分を補給して休憩をしていました。その時もメカニックの方がアドバイスしてくれましたが「楽しい・走りたい・時間があるのにもったいない・お友達が走っているから、などの事情で頑張って走行するのは全くナンセンス。ちゃんと休憩がしっかりと取れて集中力が回復した状態で走行した方がスキルは確実にアップする。自身の身体の疲労を客観的に見ることができると慌てたり無理をしないからミスや事故の回避にもつながる」と。「だからしっかりと休んで自分のペースで次走っていいからね」と言ってくれました。

3回目のセッション

息子はちゃんとそれを理解して今回のインターバルの時間を長めに取ってから3セッション目の走行に向かいました。時間的には今回の3セッション目で今日の走行は終了です。やはり暑さと疲れが残っていたのかもしれません。2セッション目の自己ベストタイムを更新することは出来ませんでしたが、終了時間の少し前に自主的にピットインしてきました。その判断についてもメカニックの方は「自分でちゃんと終了の判断をしたのはとても大切なこと」と言ってくださいました。

今日の走行はこれにて終了です。

装備品を外して身支度をし、ショップ関係者やお友達にご挨拶をして帰宅の途につきました。もちろん、息子は助手席でいびきをかきながら爆睡をしていました笑

【レース】ハーバー千葉 Golden Kart Trophy 2021ジュニアスプリント Rd7&Rd8

2021年7月11日、GKTジュニアレース Rd7とRd8がハーバーサーキット千葉インドア店で開催されました。

国内でも稀有な特殊レイアウト

このサーキットは国内でも珍しいインドアのサーキットとなっており、しかも立体交差のオールージュやコークスクリューもあるなかなか攻略しがいのあるレイアウトとなっています。

さらには路面の舗装もかなり食いツキのよい滑りにくいサーフェスですし、コース幅も狭くオーバーテイクがしにくいというテクニカルなコースだと思います。

エントリーリスト

最低参加台数を満たしてレースが成立すると1週間前に店舗のFacebookにエントリーリストが掲載されます。

1週間前の時点では9台の台数と、昨今の他のレースと比較してちょっと少ないかな?と思っていましたが、結局当日になって最終的な参加台数は15台!

直前に6台も追加でエントリーがあったということです。

中には遠く愛知県の「のんほいサーキット」所属のジュニアや、八王子の「U-Kartサーキット」所属のジュニアもいて、ハイレベルなレースになるかもしれないと予想されました。

道中

当日朝は首都高速湾岸線は空いていたものの、湾岸習志野インターを降りてから千葉市内に入ると少し渋滞があり、見込んでいた到着時間より少し遅れることになりました。

サーキットの駐車場にはすでに何台かエントリーをしている家族のクルマが駐車していました。

ゲートオープン

予定時間より少し前に会場のゲートがオープンされ、各自待合スペースのテーブル&椅子の確保をします。

私たち家族も普段使用しているスペース付近に無事確保することが出来ました。

運営の手際

ハーバーサーキットでのスケジュールは手際良く凝縮されたプログラムであるため、「無駄な?」時間がない代わりにゆっくりとしている時間が少ないです。

すぐにレーシングスーツやレーシングシューズ、ヘルメットなどの装備品を装着して受付・計量・予選のグループ&マシンの抽選となります。

息子は計量でウエイトハンディなし、予選グループ分けはRd7=Cグループ、Rd8=Aグループと、まずまずのクジを引き当てました。

ドラミ

続いてドライバーズミーティングです。

今回は事前にレース規約書が更新されていて、大きな変更点が一つありました。

初のローリングスタート

それは、決勝レースでは「ローリングスタート方式を採用する」ということです。

これまでのレースでは決勝全てのスタートは「スタンディングスタート」方式でした。

スタンディングスタートは、コントロールライン(タイム計測をしたり、スタートの起点やチェッカーフラグが振られるライン)から後ろにグリッドがあり、通常は各マシンがピットを出た後に1周のフォーメーションラップを終えて予選タイムアタックのベスト周回タイムの順番にポールポジションから並び、各マシンはグリッドに停止した状態でシグナルがレッドからグリーンに変わった瞬間に一斉にスタートする方法です。

一方、今回採用されたローリングスタートはフォーメーションラップの途中から全マシンがスピードを落とし隊列を組んで(前後の間隔をマシンの全長約0.5台分くらいの間隔で連なって走る)コントロールライン近くまでそのままゆっくり走行、コントロールライン近くでシグナルがグリーンに変わったらアクセル全開でスタートする方式です。

ただし隊列が整っていなかったと競技長が判断した場合は再度もう1周のフォーメーションラップが繰り返されますし、シグナルがグリーンに変わってもコントロールラインを通過するまでは追い越しができないなど、特有の難しさがあるという方式です。

ポイントとしては、

スタンディングスタート=グリーンシグナルでアクセルさえ踏めば良いので簡単だが体重などの重量差や、コースレイアウトなどによってグリッド順での優位性が発揮できないなどのデメリットもあります。

ローリングスタート=重量差やグリッド順での有利不利は少ないが、前後の隊列を崩さない、グリーンシグナル後からコントロールラインを通過するまでの一瞬の駆け引きのテクニックを要するなど、難しいのがローリングスタートです。特に先頭のポールポジションや最後尾のマシンの役割は重要だったりもします。

予選の作戦は大変重要!

ドライバーズミーティングが終了し、各予選AからCグループまででプラクティス(練習走行)が行われると予選になります。

早速予選Aグループの出走です。

各マシンのベスト周回ラップタイムが更新されるたびに会場からは一喜一憂の声が漏れていました。

予選Bグループも行われるとある程度「何秒ぐらいのベストタイムが出るとA決勝の上位6台に入れるか」のおおよその目安がわかってきます。

続いて息子が出走する予選Cグループの順番です。

5分間の予選タイムアタックはあっという間に終わってしまうので、集中してベストタイムを更新する必要があります。

しかし予選の組はクジでグループ分けを行なっているため、どうしてもタイムの早いドライバーとそうでは無いドライバーが混在して走ることになりますからクリアラップ(一緒に走行をしている他のマシンの影響を受けないで1周走り切ること)を取ることが難しかったりします。

5分間という限られた時間内でクリアラップを取るための作戦も大変重要なスキルでもあります。

具体的には「スピードを落として前に走っているマシンの間隔を十分に空けてから全開走行をする」、もしくは「スピードを落とさずに前方のマシンをオーバーテイクして次の周回でクリアラップを取る」のいずれかがあります。

この判断を早く行わないと5分はすぐに過ぎてしましますし、「間隔を開けるのが不十分」だとクリアラップを取る前に前方に追いついてしまったり、「頑張ってオーバーテイク」をしようとした場合では意外と前方のマシンを追い抜けないなど、結局ベストタイムを叩き出すことが出来ないままに予選が終了してしまうということにもなりかねません。

息子にはその辺の指示を伝えてから予選にのぞんでいきました。

しかしピットから出走するときのマシンの順番が後ろの方だったこともあり、周回を重ねるうちに前方のマシンとの距離が近くなってしまいました。

とはいえなんとかベストタイムをある程度の秒数で叩き出すことができ、最終的な上位6台(予選タイムアタックでの上位6台)の決定アナウンスを待つ事になりました。

※概ね各マシンのタイムは分かっているのですが、まれに予選中のペナルティが発覚しベストタイム削除や順位降格などもあるため正式決定を待たないと確定しません。

無事A決勝出場

結果予選タイムで4番手となり、無事に上位6台のA決勝への出場が決まりました。

決勝レースはC決勝→B決勝→A決勝の順番で行われます。

初めてのローリングスタート形式でしたので、C決勝などは隊列の編成などで少し手間取っているようにも見えました。

いよいよ息子が出場するA決勝の番です。

さすが上位の組ということもあり、綺麗に隊列が編成されてフォーメーションラップを周回しています。

スタート!

最終コーナーを通り過ぎて程なくするとシグナルがレッドからグリーンに変わりました!

全車綺麗にスタートできてレースがスタートしました。

スタンディングスタートをしていた過去のレースではスタート直後の2コーナーでオーバーテイクが発生することが多いのですが、今回はローリングスタートでしたので最初の2コーナーは順位の入替がなく静かなスタートでした。

息子も4番手の順位をキープして走行をしています。

最下位&大きく離される!

1周の周回を終えて2周目に入った2コーナー、息子の後ろを走行していたドライバーがインを刺し、オーバーテイクされました。

息子も次の左3コーナーでラインをクロスさせて抜き返そうとするもそのマシンと左側の壁に挟まれる形でやむなく失速。

さらに壁にマシンをヒットさせて順位が最下位の6位に下がるだけではなく、前を走る5台からの距離も大きく離されてしまいました。

観戦していた私も思わず「あぁーっ!」とため息が漏れてしまいました。

しかし誰よりもマシンを運転していた息子がステアリングを右手で叩いて悔しがっていたのが印象的でした。普段感情を表に出すことがとても少ない性格の息子でしたから、なおさらなんでしょう。

一人取り残されつつも再びマシンを加速させて前の集団を追いかけていきます。

諦めない気持ち

レースの面白いところはここで勝負アリということはなく、何かが起きることがよくある、ということです。

実際に今回も熾烈にトップ争いが繰り広げられており、狭いコースでなかなかオーバーテイクポイントが少ないながらも各マシン仕掛け合いながら順位の変動が何度も発生していました。

これは面白いというか奥深さを感じるのですが、周回でベストタイムを叩き出すラインと、オーバーテイクするときのラインは全く異なり、バトルが生じるとタイム重視で後方を走っているマシンは追いついてくるのです。

先述のように何度も激しいバトルが繰り広げられていましたので、だいぶ離されていた息子もそうそう時間がかからずに前の集団に追いつきました。

オーバーテイク!

中盤になると2コーナーで順位の入れ替えが生じてペースがダウンしたため、息子がその後のオールージュ(立体交差の登り&左コーナー)でインから1台のマシンをオーバーテイクに成功!

4位から6位の3台はダンゴ状態で差がほとんどなくテールトゥーノーズで走行しており、一瞬のスキで順位が入れ替わる緊張した状態でした。

息子は時折後ろを振り返って後方のマシンが仕掛けてこないかどうか位置やライン、距離を意識しつつ、前方のマシンをどこかでオーバーテイクできないかとラインを変えて揺さぶったりしながら虎視眈々とチャンスを窺っていました。

結果・・・

終盤に入ると1位のマシンが少し差を広げ、2位と3位争いの2台がバトル、4位から6位争いの真ん中に息子がいるというそんな図式になってきましたが、結局順位に変動はなくそのままチェッカーフラッグ。Rd7は5位という結果でした。

しかし序盤で大きく離されてからの追い上げ、そして1台のマシンをオーバーテイクをしてさらに順位を上げようとしている気持ちは周りで見ていてもよく伝わりました。

諦めないで頑張ると何か良いことが起こることもある、ということを息子も学ぶことができたのではないかと思います。

続いてRd8予選

ピットに戻ってきてゆっくりと休む間もなくRd8の予選が始まります。

息子は予選Aグループでしたのですぐに準備をして出走となりました。

しかしまたピットのマシンの順番が6番目。つまり5分の予選タイムアタックでクリアラップが取りにくい順番となってしまいました。

息子の前のポジションで出走したドライバーは過去に数回優勝経験もあり、常に決勝でも上位に入賞している中学生のドライバーなのですが、やはり経験と作戦がしっかりと立てられています。

コースに出てからもスピードを落としながら前方を走るマシンとの距離を確実に開けて自身がクリアラップが取れるようにしています。

息子もさらにその後方を追走して作戦を真似しようとしていました。

さて十分な間隔が開いたそのとき、2台のマシンが全開走行をしました。

まずまずのタイムが出始めましたが、Rd7予選のタイムを参考にすると決してA決勝への進出が確実というタイムではなく、むしろこの後出走を控えている予選BグループやCグループのドライバーにタイムを更新されてA決勝進出が危ういのでは無いかと心配になって来ました。

程なくして2台のマシンは前方を走る別のマシンに追いついてしまいました。

判断の早さと適切な対応が重要

先述した1台前の中学生ドライバーは息子よりも良いベストタイムを出していたので無理をせずにスピードダウン。

再び間隔をあけて最後のアタックに備えているようでした。

一方息子の方はベストタイムがイマイチだったため、更なる更新が求められる状況であり息子も走行をしながら電光掲示板のタイムを確認してそれを理解しています。

ここでの息子の判断は「前のマシンをオーバーテイクしてアタックする」というものでした。

この狭いコースレイアウトでオーバーテイクポイントも少なく確実に追い越せる保証などないのですが、息子はリスクをとってこの判断に掛けていました。

残り時間わずかでなんとかオーバーテイクに成功!

全開アタック

ラストで全開アタックです。

なかなかタイムの更新がされないため、「あぁ、今回はA決勝進出は難しいかな・・・」と思いながら残り時間が0となりました。

ファイナルラップです。

息子はこのファイナルラップでも最後の力を振り絞って魂の走りを見せ、最終周回でベストタイムを更新しました!

それでも予選Aグループの中では3番手のタイム。あとは後続の予選BグループとCグループの結果を待つばかりです。

各グループともに良いタイムが出ており、0.1秒の間に何台も含まれる接戦で予選が終了しました。

ギリギリA決勝

結果としてはギリギリ6番手でA決勝進出というものでした。

まずは本人も親もホッと胸を撫で下ろしました。

決勝レースはC決勝から始まるので少し休憩時間があります。

水分補給をしたり軽食で腹ごしらえをしたり、レースの模様を観戦したり。

A決勝

会場アナウンスがあり「A決勝出場のドライバーは装備品を装着してピット入り口に集まってください」と言われました。

本日最終のレース、Rd8のA決勝が始まります。

各6台のマシンがピットから出走して周回をしてグリッドに停止。

選手紹介がありました。

スタート

その後ローリングスタートのためにレッドシグナル点灯の状態でフォーメーションラップが開始されました。

最終コーナーを過ぎてシグナルがグリーンに変わると一斉に全開走行です。

Rd7のこともあり、最終6番手スタートの息子ではありましたが不思議とプレッシャーよりも「きっと前方で走る集団がバトルをしてくれるので自分にもチャンスが来るはず!」という期待感の方が大きかったので、ワクワクし様子を見ながら観戦をしていました。

1位争いも相当なバトルが繰り広げられて会場は歓声が沸き起こっていましたが、私は息子の順位争いを見守っていました。

序盤から中盤に差し掛かるあたりで4位と5位のバトルが起き順位変動が発生しました。

果敢にオーバーテイク

息子はここで生じたチャンスを逃さず、順位入れ替えに便乗して1台オーバーテイクに成功!

一つ順位を上げこの時点で5位となりました。

さらに中盤で2コーナーで4位のマシンのインを刺し、オーバーテイク!

この時点で4位です。

「これがレースの面白さ!」と感じたのは終盤でした。

1位争いで走っていた1台のマシンがバトルで壁に接触!

そのマシンはカウルがタイヤに接触して走行時に異音が発生するようになったため、オレンジポール旗(マシントラブルでピットインせよ、の意味)が振られてピットインすることになりました。

結果3位表彰台

つまり息子はさらに順位を一つ上げ、3位に浮上。このまま完走すると表彰台です。

ピットインしたドライバーは競技役員の指示に従ってマシンをチェンジしたのですが、素早く手際良くコースに戻っていったのでとても感心させられました。

その後、無事に3位のポジションを守り切って無事にチェッカー!

ここ最近4日程のレース合計8戦のうち、表彰台5回と安定感が出てきました。

ただしまだ表彰台の中央=優勝は未経験ですので次回こそ優勝を目指して頑張ってほしいです。

【レース】UKC-CUP 2021 series Rd3・Rd4

7月4日(日)、ユーカートサーキット東京あきる野にてUKC-CUP 2021 series Rd3・Rd4が開催されました。※静岡県熱海市の土砂崩れで被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

天気予報

数日前までの天気予報では大雨。サーキットのコースレイアウトはアップダウンがあり、下りストレートを降りた後の左ヘアピンはブレーキングポイントが難しいため、スピンしてしまう車両が続出するのではないか?といった懸念が頭をよぎっていました。

前日になると少し天候は良い方向に変わったものの、それでも降雨はそれなりに発生するという予報でした。

当日朝は自宅の高圧洗浄の予約がありましたので、それを終えてから渋滞情報を見つつ10時に浦安市の自宅を出発をしました。

道中は順調

都心環状線や中央道などの渋滞はなく、順調に走行が出来ました。

途中、中央道の石川PAで休憩。昼食用に唐揚げやおにぎりなどとドトールでコーヒーを購入して再びあきる野市に向かいました。

石川PAを過ぎるとすぐに八王子出口が現れますが、ふたつ出口があるので第二出口(後から現れる方)になるため間違わないように気を付けました。高速道を下りてからは一般道で約20分程度でしょうか。東京サマーランドを目指しながら、まさに「東京サマーランド前」という信号を左折してすぐのところにサーキットがあります。

いつもとちょっと違う雰囲気!?

駐車場に停車するとすでにレースに参加するジュニアたちの家族のクルマも複数駐車しており、これまでのSWSのレースの中では最大人数となる19名ということもあってか少し雰囲気が違うような気もしました。

レースに出る息子のホームコースはハーバーサーキット千葉になるのでここユーカートサーキット東京あきる野はアウェイになります。しかし21年4月にオープンしたばかりという新しいサーキットということもあって出場19名中、地元のジュニアが9名、ハーバーサーキット千葉と木更津を足して10名と約半々の構成となっていました。

大降りではないものの、しとしとと雨が降っておりサーキットに張られたテントに出場する家族がいて各自準備などをしていました。

みんな温かい人たちばかり

私たち家族が到着するとハーバー系のお友達家族達が場所を開けてくれて招いてくれました。

常に思うのですが、こういった家族同士の気遣いや配慮は皆さん大変素晴らしく、いつも楽しく気持ちよく練習やレースができることはありがたいことです。

直前のプラクティクス

レースのプログラムは13時からなのですが、この時は12時前でしたので、一部のレースに出場するジュニア達はウエットコンディションによるタイヤと路面のグリップを確認するために何人かは練習走行をしていました。

息子もせめて1セッションは練習しておこうということで、レースの受付及びセッションのエントリーを済ませてテントに戻り、準備をしはじめました。ここまでヘビーウエットのコンディションは初めてです。普段ドライで着ている通常のレーシングスーツではなく、雨用のレインスーツを着用して今回は走ることにしました。

普段はセッションあたり5分間の走行なのですが、ユーカートサーキットでは雨の日限定でセッションあたりの時間が倍の10分間の走行となっているため、いつもよりもセッションの回転がだいぶ遅く感じました。

徐々にペースを上げてグリップの限界付近で走行するものの、普段のドライコンディションよりもだいぶスピードが低い状態でタイヤグリップの限界が来るため、オーバーステアやアンダーステアになる挙動を確かめつつ、各コーナーごとにドリフト状態で旋回をしたほうが良いのか、グリップさせたほうが良いのかなどを確認しながらの走行をしています。

ドライコンディションですと28秒台のタイムで走行するのですが、この日は31秒台。約3秒落ちのベストタイムという状況でした。

ようやく息子がエントリーをした順番が回ってきました。レンタルカートのレースシーンではレインタイヤ(タイヤ表面に溝があり排水性能が高いタイヤ)への交換はなく、普段のドライ用のタイヤのままで走行となります。息子はそのタイヤのグリップの感触を確かめながら初めは慎重にアウトラップの周回を走行し始めました。

しかしうまくステアリング操作や荷重移動をしながらマシンをコントロールしてスピンやラインを大きく外すことなく走行ができていたのでレース前の練習としてはまずまずといったところでした。

セッションを終えて戻ってきた息子はまずまずのタイムが出せたということもあり、「雨、楽しい〜!」と言いながら戻って来ました。

もともとドリフト走行をしたいと常日頃行っている息子ですから、限界の低いマシンで挙動をコントロールすることが好きでウエットコンディションで走行できることを楽しみにしていた為、事前のイメージ通りの走行ができたことに満足をしたのでしょう。

受付と計量

さて13時が近づくと放送でアナウンスがあり、レースへの受付と装備品を装着した状態での計量をしてください、と指示がありました。

レインスーツやヘルメット、グローブ・シューズ・ボディプロテクターなどの装備をして計量をしたり、予選タイムアタックにおける組分けやマシンの抽選を行いました。

息子は最近身体の成長もあり、計量でウエイトハンディなし。さらには予選の組み分けもRd3ではCグループ、Rd4ではDグループとまずまずのクジを引き当てました。(ウエットコンディションの場合、前にたくさん走行をしておいた状態の方が路面の水が掃けて少しグリップ力が上がることがあります。今回はそうではなかったものの、天候が回復している局面では尚のこと後から走行をしたほうが有利になったります)この辺のくじ運というのもレースならではだと思います。

ドラミ

ドライバーズミーティングが開始されました。

今回は雨で一つの場所に集まることが難しかったためか、競技長などがマイクのアナウンスで行うスタイルでした。

主なポイントは以下の通り

  • 予選・決勝ともにアウトラップやフォーメーションラップでのウエービング禁止(ウエービング=マシンを左右に動かしてタイヤを温める行為。今回はスピンなどで接触の危険性も高いため安全配慮のため禁止とのこと)
  • スピンなどでの周回遅れになることも予想されるため、ブルーフラッグの意味や対応方法の周知
  • 決勝レースのグループ分け方法は予選タイムアタック順で決めるか、各予選グループの順位で決める(天候の変化により上位グループと下位グループのタイム差が103%を超える場合は後者を採択)ことの通知
  • A決勝に出場する予選上位6台のスターティンググリッドの決定は予選タイム順とは無関係に、決勝前に同一車両で各ドライバーが1周限定のタイムアタックを行い決定するという、スペシャルステージ(以下SS)制の導入を行うこと

それといつもの通り「みんなで楽しく、相手をリスペクトして」ということも合わせて言及されました。

予選開始

さて、間もなく予選Aグループがスタートしました。

滑りやすい路面コンディションであるため、スピンや接触が多発して子どもたちも手こずっていました。

息子は予選Cグループ。

5分間のタイムアタックでしたが固唾を飲んで見守りました。

まずまずのタイムがでてさらに予選Cグループの中ではトップタイムを叩き出したのでA決勝に出場できることは濃厚となって来ました。

しかし後に予選Dグループもあるため、まだ確定ではありません。

予選Dグループも終了となり、最終的には全体の予選タイム順でもポールポジションのジュニアに次いで2番手の位置につけました。

無事にA決勝進出。しかしSS!!

A決勝の選出は先述の103%ルールではなく、純粋に予選タイムアタックのタイム順と決定がされましたので、いずれにしてもではありますが無事にA決勝への進出を決めました。

今度はA決勝のスターティンググリッドを決めるためのスペシャルステージ(SS)となります。

ここでは一人ずつ走るのでみんな注目していることと、さらには1周限りの一発勝負となるためみんなプレッシャーも大きかったと思います。

息子はここでちょっと攻めきれずにSSのタイムでは4番めの順位となり、A決勝では4番グリッドからのスタートとなってしまいました。

つまりSSでラッキーなジュニアもいればその逆もいるということです。

Rd3 A決勝

決勝では実力が拮抗しているジュニアが抜きつ抜かれつの熱いバトルを繰り返す、見てる側も興奮する大変見応えのあるレースでした。

息子も一時5番手まで順位を落としたものの、諦めずに前を走っているジュニアに食らい付き、2台オーバーテイクに成功して最後はなんとか3番手でチェッカー。

観ている親も感動させられるナイスなレースでした。

すぐに表彰式があり、トロフィーや景品を渡され、シャンパンファイトも終えると休む間もなくすぐに第二戦(Rd4)の予選開始です。

Rd4予選開始

息子は運よく予選Dグループ少し休憩時間がありました。

しばらくして予選Dグループの出走です。

息子は果敢にプッシュをして後半でベストタイムがでました。

予選全体で1番手!通常のレースですとここでA決勝のPP(ポールポジション)が確定します。

しかし、今回のレースではSSが設けられているため直前のRd3のようにSSのタイム次第ではスターティンググリッドが後方になってしまう可能性もあります。

いよいよSSとなります。

A決勝出場の6台が予選タイムアタックの遅い順番で一人ずつスタートいていきます。

途中でタイムが更新されると会場からは歓声やため息が湧き起こり、盛り上がりをみせていました。

いよいよ息子の出番です。一番最後に出走し、会場全体が走りに注目していました。

アウトラップを終えて1周のタイムアタック開始!

タイムはもっとも早く、SSでも1番手。つまりA決勝でもPP獲得となりました。

ここで親としてはPPの位置を守り切り、初優勝も見えてくるのではないかと期待は高まります笑笑。

A決勝スタート

A決勝がスタートしました。

周回に半分ぐらいまではトップの位置をキープしていましたが、すぐ後ろに一人ピッタリと背後に付いて走行しているジュニアがいました。

地元U-KARTサーキット所属のジュニアです!

長い下りを終えた左スプーンのコーナーを過ぎた登りストレートで少し気を抜いたのか、後ろをチェックしそびれたその瞬間、後ろのジュニアが次の右コーナ手前でインをさしてオーバーテイク!
そのあとはそのジュニアがよいタイムを繰り返し叩き出し、追いつけずに逆に差をつけられてそのまま2位でチェッカー。

夢の初優勝!はお預け・・・

夢の初優勝はお預けとなりました。

息子も疲労と悔しさで落ち込んでいる様子でしたが、今回も勉強になるレースとなりました。

あたりも暗くなって来たため、表彰式を終えたら急いで準備をして帰宅の途につきました。

また次回のレース。優勝目指して頑張ります!!

【レース】ハーバー木更津 Golden Kart Trophy 2021ジュニアスプリント Rd3&Rd4

4月18日にハーバーサーキット木更津アウトドア店にて、Golden Kart Trophy 2021ジュニアスプリントレースRd3、Rd4が開催されました。

きっかけ

私が20年ぐらい前に読んでいた、あるマンガを息子が納戸から引っ張り出してきて読み始めました。

そのマンガは主人公が群馬県のとある峠道でクルマをドリフト(タイヤのグリップの限界を超えて滑らす事でコーナー中のクルマの向きを通常以上に大胆に変化させるテクニック)させてはやく走り、ライバルたちとのバトル(競走)に次々と勝っていくというストーリーでした。

今となっては「公道でそんな事しちゃダメでしょ!」的なことはもとより、主人公がクルマの運転を始めたの時期はなんと中学生!

父が経営する豆腐屋さんで作られた豆腐を峠を超えた先にあるお得意先に早朝届ける事でドライビングテクニックが磨かれていったという、無法地帯というか突っ込みどころまんさいなストーリーでした笑。

息子はそのマンガを見てドリフトの世界に魅了され、YouTubeやWebで動画や画像を見るようになってきました。

そんな息子を見ていた私は「小学生じゃクルマの免許は取得できないし、そもそもウチにはドリフトをするためのクルマもない。さらに(このマンガの世界観ではないので)ドリフト走行で走らせる場所も大人を対象とした専用のサーキットぐらいしかない、という事で「だったらドリフトではないけど小学生でも体験する事が可能であるモータースポーツはないか?」と考えたところ、カートというモータースポーツをやってみてはどうか?という事で近隣の施設の情報を調べてみることになりました。

すると小学生でも走行ができるレンタルカートのサーキットが千葉市内にあることを発見したのです。そのサーキットは「ハーバーサーキット千葉インドア店」と言い、国内でも珍しいインドアサーキットでかつコースが立体交差になっているレイアウトとなっていました。

「サーキット」と聞くと「(エンジンや排気音が)うるさい」、「(排気ガスで)臭い」、「(オイルやガソリンで)汚い」といったどちらかというとネガティブなイメージがあるかと思いますが、このハーバーサーキットはカートのマシンのエンジンが4ストロークエンジンもしくは最新のEV(電気)カートでありウルサくもないですし、換気の設備もしっかりしています。

さらには施設の雰囲気は20世紀の?アメリカンな感じとなっている為、女性や子供、その他全くの初心者でも気軽に走行を楽しむ事ができます。

初回はサーキットのライセンスを発行してもらう必要がありますが料金は500円ぐらい。10分前後のビデオを見て注意点などを理解すれば走行する事が可能です。

ヘルメットやネックガード(首への衝撃を和らげる装備品)は無料でレンタルをしてくれますから「予約不要で」、「気軽に」、「手ぶらで」カート走行を楽しむ事ができます。

初めて行ってみたのは2020年9月。コロナの緊急事態宣言も解除され、感染者数が落ち着いた頃にサーキットへ連絡をして、感染対策の取り組みや混雑状況を確認した上で行ってみました。

初回のセッション(6分間の走行枠)では流石にタイムは平凡なものでしたが、何度か走るうちにどんどんタイムが伸びていきました。

息子に聞くと「走っていて楽しい!」とのことなので、サーキットに連れて行った甲斐がありました。

いきなり!?レースへのエントリー

妻がサーキット内にある掲示板を見て、翌週にここでジュニアレースがあるということを知り、どうせならと無謀にも!?いきなりですがレースにエントリーをしてみました笑。

翌週のレース当日、サーキットに駆けつけてみるとエントリーをしている他のジュニアも集まっていました。

ほぼ全員、自前のレーシングスーツやヘルメット・グローブ・シューズなど、小学生のチビっ子レーサーながら笑、一丁前のスタイルでめちゃくちゃカッコいいのです!!

ウチの息子はそんな子たちの中で私服・スニーカー。唯一用意したのは近所のホームセンターで購入した、手の平に滑り止めのゴムがついた軍手笑。

親の私は他の子たちの「ガチなレースの装備品」に少し気後れしそうになっていましたが、当の息子はお構いなしといった感じでした笑。

初めてレースに参戦するということで、全体のドラミ(ドライバーズミーティング)の前にレースの競技長から個別にフラッグ(旗)の説明やマナーなどについて説明を受けていました。

一方でレース前のチビっ子たちはいつもの顔見知りなのでしょう、格好はレーサーですが普通の小学生らしくみんなでキャッキャ!とはしゃぎ回っていました。なんだかはじめ気後れしたものの、そのギャップにどこかホッとしました。

さてレースが開始されました。1日で2戦開催されるのですが、それぞれの予選タイムアタックで決勝のスタート順位や組み分け(予選上位がA決勝、下位がB(台数が多いとC)決勝。予選ではもちろん?最下位。

ですが、ベストタイムで順位が決まるなかでトップと最下位の差が1秒程度となっており、モータースポーツの世界はF1などと同様にカートも1/1,000秒の世界なんだ!と思いました。

その後行われたB決勝の最後尾からスタートした息子は、そのママの順位で最後まで完走。トップのジュニアとのタイム差は随分と広がっていました。

続く第2戦目も予選最下位からのB決勝最後尾スタート。しかしオーバーテイクポイントのコーナーで1台のカートを追い抜きそのまま最後まで順位を守り抜きチェッカーフラッグを受けました!

息子の力走に、観ていてハラハラドキドキのレースでした。先述のように1/1,000秒で順位が変わる世界なので、ちょっとしたミスや駆け引きで簡単に順位が入れ替わって他のジュニアの走りを観ていても勉強になります。

プッシング(後ろからカートで前車にぶつかること)や無理な幅寄せなどはペナルティの対象となります。へナルティの内容によりタイムの加算や順位の後退などありますが、そういったルール・マナー違反のケースが発生すると、レース終了後に競技長から対象のジュニアが呼びさられて説明や指摘があります。

ただ単にはやく走ればいいという事ではなく、実はジェントルな世界なんだなぁと気づかされました。

僅差で順位が入れ替わる為、勝った子は人差し指を天に向けて突き出して喜んでいますし、負けた子は悔しがってパパやママに抱きつきながら涙をボロボロと流して泣いているのです。

当時はまだお友達はほとんどいませんでしたが、知らない子の勝敗のドラマ、その後の舞台裏?のシーンを見てもらい泣きすらしそうになりました。

息子のレース初戦、結果的にはそんなほろ苦いデビューとなりました。

この世界の奥の深さ!?

そんなこんなで昨年9月からレンタルカートに乗り始め、やがて何度かのレースにも参加をするようになったのですがF1やスーパーGTなどの登竜門と言われる「レーシングカート」と比較して、スピードも低くクラッシュ時の安全性なども確保されている「レンタルカート」ながら、やってみるとまだまだほんの一部の片鱗ながらその奥深さを知ることができます。

運転の技術だけではない!

ただ単に速く走る事も大切ですが、一緒に走行をする周囲のドライバーへのリスペクトや、先述のようにプッシングや幅寄せなどをしないようなマナー、お友達のみならず競技スタッフやパパママ達などとの協調性、自分の走りを自己分析して説明できるためのスキル、分析結果からの課題抽出や対策、タイムや順位の目標設定と戦略立案など、本当に学ぶことが多いです。

少しずつ成果が・・・

初めてレースに参加をしたときには最下位でしたが、練習を重ねた結果少しずつ速く走ることが出来てきて今回は第3戦で「FL=ファステストラップ(レース中の1周のタイムが最も速いこと)」や、第4戦では予選で1位となりはじめての「PP=ポールポジション(決勝のスタートで最も有利な先頭の位置からスタートできる)」など、成果が出始めて収穫がありました。

決勝レース

一方で決勝の本戦ではペナルティを受けたり、ポールポジションでスタートしても後続からオーバーテイク(追い抜き)されたりと、メンタル含めた今後への反省も露呈しました。今回のレースは私自身は入院中のためサーキットに行っての応援ができませんでしたが泣、退院したら一緒に同行をしたいと思います。屋外サーキット&感染対策もしていますが、コロナ感染者も落ち着いてくるといいなぁ。

はじめに

このブログでは息子が始めたカート(レンタルカートやレーシングカート)を中心としたモータースポーツの話題を取り上げていきます。

まだ始めて間もないのですが、単純にマシンのドライビングテクニックを向上させるということはもちろん必要な要素なのですが、それ以外にも「安全に走るための装備品・ルール・マナーの重要性」や「お友達のジュニアやサーキットのスタッフ、親御さん達とのコミュニケーション」、「ベストタイムやレースでの順位を上げるための課題抽出と対策立案、実行」、「自身の走りを冷静・客観的に分析をして説明するスキル」などなど、たくさんの学びがあるということに気付かされます。

決して安価に開始できるスポーツではありませんが、これから大人に成長していく中で大切な経験に結びつけてほしいと思っています。