先日、2021年4月にオープンしたばかりという「ユーカートサーキット東京あきる野」に行ってきました。
別のレポートでも言及しますがこの日の午前中はハーバーサーキット千葉インドア店でSWS公認のジュニアレースへ参戦をした後に「サーキットのハシゴ」をしてこちらに来てみました。目的は翌々週に行われるSWS公認レースへエントリーをするためにライセンス取得とコース理解のためです。
SWS公認レースでポイントをゲットし全国ランキングで20位以内となると10月31日にハーバーサーキット木更津店で開催される「SODI JAPAN CUP FESTIVAL 2021 ジュニア全国大会」への参加資格が与えられるため、より多くのレースに出場をして上位に入ってポイントを稼いでおく必要があります。
サーキットの場所は、中央自動車道八王子第2出口から少し走った東京サマーランドの入り口付近にできたレンタルカートのサーキットです。
普段子供を連れて行っている「ハーバーサーキット千葉/木更津」と同じSodi製のLR5(←ジュニア用。大人用はRT8)というマシンを導入していたり、タイム計測システムも「ハーバータイミング」を採用しているのでこれまでと同じような手順で確認ができるなど勝手が分かっている安心感がありました。
スタッフのみなさんは営業を開始して間もないということもあってか、頑張って業務を遂行しているように見えました。
中央道の八王子第2出口からは初めてということもあり、少し距離や時間がかかるなぁという印象でしたが自然豊かな周辺環境で当日は天候も良くドライブをするのがとても気持ちよかったです。カーナビで付近の住所番地で検索をしたら、近くまでは行けたものの別の場所を案内されてしまい、Uターンをしなくてはならなかったため初めて行く時には東京サマーランドを目的地にしておくとと良いでしょう(サマーランド入り口前の目立つところにあるので見過ごすことはないと思います)。
東京サマーランド前の交差点を左折してすぐ左手が駐車場、道路を挟んで右手がコースとなります。駐車場もそうですが特にコースは勾配がそれなりにありました。クルマを降りて東京サマーランド前の信号まで少し戻り、横断歩道を渡ってからコースに向かいます。Googleストリートビューで見てみましたが、もともとこのコースはサマーランドの駐車場だったスペースをサーキットに整備したようです。
オープンしたてということもあり、ゲストハウスや待機スペースは綺麗な設備でしたがゲストハウスは階段になっており、車いすを使用している私はバリアフリーになっておらず入ることはできませんでした。
早速ライセンスを取得するために「スタートパック」(¥10,000)を購入しました。これは1年間のメンバーライセンスと4回分のスポーツ走行、フェイスマスクがセットになったパックです。
ハーバーサーキット系列と同様、ビデオでの講習を経て受付で走行セッションへのエントリーをします。ハーバーサーキットでは1セッションあたり6分間の走行時間ですがユーカートサーキットでは5分間の走行時間となっています。
またこれもハーバーサーキット系列と異なりますが、最初のセッションは全員「Cグレード」から開始をしてマシンにはリミッターがかかりパワーやスピードが抑えられた状態での走行となります。
「Cグレード」では目標タイムとしてジュニアの場合は45秒台をクリアすることで次の「Bグレード」へステップアップすることが可能で、リミッターが少し抑えられている「Bグレード」の目標タイムは35秒台。これをクリアするとリミッターの制限がかからない「Aグレード」へステップアップとなります。
ちなみに「Aグレード」でのターゲットタイムは28秒台、このタイムを出せたら「レンタルカートをほぼ限界まで扱えるといっても過言ではないでしょう」と記載があります笑。
エントリーをして間もなく子供のセッションの順番が回ってきました。ハーバーサーキットよりも各セッションが1分短いだけですが感覚的には随分と回転が早く感じます。
ヘルメット・グローブ・ネックガード・ボディプロテクター・シューズなどの装備品を装着してピットレーンに向かいます。
先述の通りコース全体に傾斜がついているため、ピットを出てコースインした後は下りストレートでスピードが乗るものの、下りきって左のヘアピンを過ぎて間も無くすると上り勾配区間に突入します。
上りながらのS字コーナーを経て最後のコントロールライン付近までは上り区間が続くため、いかに上り区間で失速しないように下り区間からのスピードをうまくつなげるべくラインどりやアクセルコントロールが重要となってくるようです。
とは言え、息子も1回目のセッションではかなりリミッターで制御されているためほとんどスピードが出ずに「トコトコ」走っているような感じでした笑。
まぁ、全ての利用者に安全に楽しんでもらうためのステップなので致し方なしといったところです。
勾配区間では失速してマシンが止まってしまうのではないかと思うほどでしたが、コースをゆっくり走って理解することはできたようです。
1回目のセッションが無事に終わり、目標タイムもクリアできましたので「Bグレード」にて再び受付で2回目のセッションのエントリーをしました。
やはり各セッションが5分間となっているためかすぐに次のセッションが回ってくるような気がしました。
続く2回目のセッションは先ほどよりもリミッターの制御が緩められているため、幾分スピードは出せるようになっていました。こちらも難なく目標タイムをクリアし無事に「Aグレード」で走行することができるようになりました。
この日の午前中のハーバーサーキット千葉インドア店で開催されたSWS公認のジュニアレースへ参加をしたジュニアのお友達一人も来ていましたので、色々とコースの解説やポイントを教えてもらいつつ、「Aグレード」で同じセッションで一緒に走行することになりました。
すでに2回分のセッションを走行してしまいましたので「Aグレード」では2回しか走行できませんでしたが、その周回のうちのベストタイムは28.440秒でした。
4回のセッションが終了する頃には夕方の時間になっていましたので、追加で走行することはせずにそのまま帰宅としました。帰りの経路は中央道が渋滞をしていたため、圏央道→関越道→外環道で帰りました。今後このサーキットでのレース参戦なども増えてくると思いますので、要チェックです!