【レース】ハーバー千葉 Golden Kart Trophy 2021ジュニアスプリント Rd5&Rd6

先日、Golden Kart Trophy 2021ジュニアスプリント Rd5とRd6がハーバーサーキット千葉インドア店で開催されました。

久しぶりのサーキット

参戦したのは息子になりますが私自身がしばらく入院をしていた為、サーキットに行くのが久しぶりでとてもワクワクしていました。毎度レースの際は朝早い時間に集合となっているので早起きをして支度をしてサーキットのある千葉市内へ向いました。今回は退院して初めてのクルマでの移動となりましたので大事をとって妻に運転をお願いしました。

戻ってきたという実感

到着間際のコンビニで朝食や飲み物を購入するために駐車場にクルマを停めて私は助手席で休んでいたところ、レースに参加するジュニアのお友達がこちらに気づいて駆け寄ってきてくれました。しばらくするとそのジュニアの親御さんも来てくれて退院&復帰したことを喜んでくれたので大変嬉しかったです。

買い物を済ませて程なく進んだところにあるサーキットの駐車場に移動をしてコンビニで買った朝食を食べていたところ、続々と駐車場にジュニアのレーサーのお友達が到着してきました。普段仲良くさせてもらっているジュニアのパパさんも寄ってきてくれてしばしの間、久しぶりの会話を楽しみました。(もちろんマスクをしながらディスタンスをとって)

さて受付時間が迫ってきたのでクルマを降り会場へと移動をしました。本当にしばらくぶりでしたから「戻ってきたんだー」という実感が湧いてなんだかホッとした気持ちになりましたし、お友達のママさんからも「お帰りなさい!」と言ってくれてまたまた嬉しかったです。

マシンと組分けの抽選

「受付を済ませると今度はカートの号車のくじ引き抽選があります。レンタルカートのレースでは公平性をきたすため、練習走行と予選の組分け(A組とB組。場合によってはC組まで編成されます)や、乗車するマシンの「○号車」の指定はできずに抽選で決定されます。

これは致し方ないことですが1/1,000秒を争うレースでの「マシンの個体差」はどうしても発生してしまうため、この「クジ運」も勝負の世界のイチ要素となっています。

ドライバーズミーティング

同一の日程内でRd5とRd6の二戦が開催されるわけですが、まずはドライバーズミーティング(ドラミ)が行われました。

競技長から注意事項やマナーなどの説明があるのですが、今回は特にピットを出た後の「ホワイトラインカット」(安全のためにコースインした後にしばらくの距離は白線の外側を走らなければならない)に十分注意すること。違反があった場合にはペナルティも課す、ということでした。

練習走行

ドラミが終了しヘルメット・ネックガード・ボディプロテクター・レーシングスーツ・グローブ・シューズなどの装備品を整えていると程なくして5分間の練習走行が開始されました。

息子はB組でしたのでA組の後に出走となります。ここでもクジ運の話になりますが練習走行や予選も「後から(今回はB組)の方が有利」というセオリーがあります。

なぜならばマシンのタイヤが温まったりエンジンやオイルが適性温度に上昇したり、コース表面のレコードライン上にあるホコリやゴミなどが取り払われてキレイな状態になるなど、タイムが向上する為の要素がいくつもあるためです。

とはいうもののB組という有利を大きくは活かすことができず結局、練習走行では出走12台中6位の順番でした。

Rd5:予選タイムアタック

続いて5分間の予選タイムアタックの開始です。こちらも予選B組となりましたので有利な組み分けではありましたが、結果的には大きくタイムや順位を伸ばすことはできずベストタイムでトップから遅れること0.152秒差の5位で予選を終了となりました。

予選の上位6台がA決勝・下位6台がB決勝となりますので、まずは決勝で優勝することもできる「A決勝」に残れたので一安心といったところでしょうか。

Rd5:A決勝

はじめにB決勝を行った上でA決勝となります。息子は予選で5位でしたので5番グリッドからスタートとなります。

ピットでマシンに乗車をして「フォーメーションラップ(スターティンググリッドに着くためにコースを1周すること)」と行い、スターティンググリッドに並びました。

ここで放送で選手紹介があります。パパママやジュニアたちからの拍手があり、いよいよ決勝レースの開始です。シグナルがレッドからブルーに変わり一斉にマシンがスタートしました。

このコースではスタート直後に緩い右コーナーと、キツめの右コーナーがあり、この1コーナーと2コーナーが最もオーバーテイク(追い越し)ポイントとなります。

スタート後の2コーナーで順位の入替があり一時4位くらいまで浮上をするものの周回を重ねるうちに何度か後続車両にオーバーテイクされてチェッカーの時には6位(A組の最下位)まで順位を落としてしまいました。

これまでのレースも踏まえて考えるとタイムを出すための走行ラインとバトル(オーバーテイク)する時のラインは異なる事がよくあります。

息子はまだレース経験が少ないこともあってか、よく後続車にコーナのインを突かれてオーバーテイクされることがあります。

今回もその限りではないものの、コーナー侵入でインを突かれて順位を下げたことは今後に向けての課題となりました。

難しい・・・

一部の有識者?からは「後続車は気にしないで、自分のベストタイムを出し続ければ結果良いタイム・順位となる」というアドバイスもあり、実際そうなのかもしれませんが結果となるとなかなかうまくいかないものです。これがレースの難しさなのでしょう。

Rd6:予選タイムアタック

さて結果に落ち込んでいる暇もないままにRd6の5分間の予選が開始されました。こちらも予選B組で出走となりましたが順位は5番手。しかしトップとのタイム差は0.071秒と前回よりは縮まりました。

決勝直前で競技長より前回のRd5の決勝での走行にマナー違反があったとのことで指摘が入りました。内容は前の車両へのプッシング(後ろか接触してしまうこと)と、エッジイン(コーナーで前車に十分な隙間がないのにインに割り込むこと)の二つでした。

決勝直前での指摘ということもあり、息子のメンタル面が気にかかりましたがそれほど気落ちはしていないようで安心をしました。

Rd6:A決勝

さて、Rd6最後のA決勝の開始です。フォーメーションラップと選手紹介が終わし、シグナルがレッドからグリーンに変わりました。

またまたスタート直後の2コーナーで接触や順位変動があり、息子もこれに便乗して一時3位まで順位を上げるものの、やはり「スキ」があるのか後続車から次々とオーバーテイクされて15周の集会が終わりチェッカーが振られる頃には6位(A決勝で最下位)となってしまいました。

やはり同じようなレースの構成で順位を下げてしまったため、次のレースに向けた対策が必要です。

表彰式

すべてのレースが終了すると表彰台付近で表彰式があります。

PP(ポールポジション)賞→FL(ファステストラップ)賞→B決勝(3位・2位・優勝)→A決勝(3位・2位・優勝)という順番での表彰です。

今回はいずれの賞も獲得できないばかりか、その後に行われるじゃんけん大会でも早々に負けてしまい、「坊主」でのレースとなりました。

前回の木更津でのレースでは初のFLやPPを獲得でき今回のレースに弾みをつけたかったところですが、なかなかうまくはいかないものです。

レンタルカートでのレースとはいえ、勝つことは難しいですし奥が深いということを実感させられました。

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